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エコカラットを上手に貼るということとは
エコカラットを何の目印もない壁に貼り付けようとしたときに心配になったのは、
エコカラットを傾いて貼り付けてしまったらどうしよう・・・。
壁一面に貼り付けようとした場合、一般的に6畳間では1辺は短くても約2.7m、長い方では約3.6mもあります。エコカラットが一辺300mmですので、1枚の貼り付けで1mm傾くと、端から端で9mm~12mm傾くことになります。
これがどういうことかというと、片側は天井にピッタリ貼ったとしても、反対側は天井と12mm隙間ができることになります。
たかが1mmのズレで、結果として12mmも隙間ができるとは。。。これは甘く見てはいけません・・・。
実際のところ壁一面に施工をしようとする場合はどこか基準に合わせて貼り始める(例えば天井に沿って貼り始めるとか、床面に沿って貼り付け始める)と思いますので、そこまでズレは出ないかと思いますが、私の場合は一面全面施工ではなく、子供部屋にデザインパッケージを何の基準もないところに浮き島状に貼り付けを行うので、傾きはすごく心配でした。
いや、傾くこと自体は特に問題ではないですが、将来的に子供から
「傾いてて下手だね~・・・。」
といわれることが恐かったのです。
エコカラットを水平に貼り付ける!
色々調べていると、水平器(筒に水と気泡が入っているやつ)とレーザーの水平器が案外安価で購入できそうでしたので購入してみました。
水平器(一般的な水平器)
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エビス G-トーペイドレベル ED-23GTOLM【水平器】
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水平も垂直も45°も確認できる水平器です。
(エコカラットでは45°は使いませんがあるに越したことはありません)
簡単に水平が見れるので、お手軽・お手頃です。
レーザー水平器(クロスラインレーザー)
タイル一枚当たりの水平や垂直は一般的な水平器で確認できるのですが、いちいち壁に水平器で線を引いたり、せっかく引いた水平の線が接着剤を塗ることで消えたりするのは嫌だったので、こちらも購入しました。
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これが案外優れものでした!5000円くらいで買ったのですが、十分なコスパを備えています!
・自動水平調整機能付き(自動補正ができないくらいに傾くと警告音が鳴ります)
・ACアダプタもしくは乾電池でレーザー照射可能
・レーザーを照射しているので、壁に接着剤を塗った際に水平ラインが消えず、エコカラットを貼った後も貼り付け位置が正しいか確認が可能
・クロスラインなので、垂直/水平のレーザーが両方とも照射可能(単一のレーザーも可)
・首が回転式になっていて、垂直ラインは簡単に調整可能
・底面に三脚固定用のナット付き
※私が持っている通常のカメラの三脚のボルトには合いませんでした。
専用の三脚も売られていますので、自分の三脚を持っていない方は合わせてこちらも購入すると便利かと思います。自分の三脚(カメラやビデオ用の三脚)を持っている方はあとから書きますが、そちらでも十分代用できました。
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レーザー墨出し器用 エレベーター三脚 1800mm/レーザー用/三脚/大型アルミ三脚/測量用品/ 三脚1200mm/1500mm/1800mmおすすめです
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プロでもないし、それほど多用するわけでもないので、できる限り安価で、なおかつ機能的にもしっかりしているものを選びました。
クロスラインレーザー(レーザー墨出し器)を買ってみた!
上記で説明したクロスラインレーザーを実際に購入してみました。
梱包状態
事前にレビューを読んで購入しましたが、レビューにもあった通り、、、
製品の梱包箱にダイレクトに宅急便の荷札が貼り付けてありました。
中に化粧箱がありますので別に気にしませんけどね。。。
破損防止のための緩衝材について
梱包箱を開けると、、、
緩衝材があり、段ボール箱の側面からは隙間がきちんとあけられています。
一応精密機械の類になると思いますので、輸送時の衝撃のこともちゃんと考えられているようで安心できますね。
化粧箱(通常保管の箱)
梱包箱から取り出すとちゃんとした化粧箱に入っていました。
取っ手もついており持ち運びにも便利そうです。
化粧箱もなかなか頑丈で、保管にはこの化粧箱で大丈夫そうです。
化粧箱の中身の状態
化粧箱を開けてみると、、、
こちらもきちんと化粧箱の内壁からは隙間があり、水平器の足をかたどった底に固定されて動かないようになっていました。安価な割にきちんとしてます。
同梱品(クロスラインレーザーと付属品)
中身を出して並べてみました。
きちんとしているなと思ったのは、ちゃんと保護メガネがついている点です。
赤外線のレーザーのため、直接見るのはあまりよろしくはないのでしょうかね。
この保護メガネはエコカラットを切断したりする際の保護メガネにも使えそうです。
取扱説明書はキチンと日本語で書かれていました。
クロスラインレーザーの電源
電源は乾電池(単三3本)でもレーザー照射可能なので、コンセントがない場所でも、まだ電気が開通していない場所でも使用可能な仕様になっています。新築の家に入居前に施工に入るのであれば電気が開通していない状態で作業することもあるかもしれませんので、電池で使用可能なのはありがたいですね。
しかし、実際に使ってみて思ったことは、やはりACアダプタを使った方がレーザーの照度が高い(明るくてはっきりしています)です。電池で使っていると最初はいいのですが、電池が減るにつれて照射するレーザーがだんだん薄くなってきますので、電源を取れる場所ではACアダプタの使用をおすすめします。
クロスラインレーザー自体の水平出し機能
レーザー水平器の手前の部分には水平器自体が水平に設置されているかを目視で確認できる水平器がついています。
このレーザー水平器はある程度はレーザーの水平を自動補正してくれます。
使ってみたらわかりますが、水平器を揺らすとレーザーがしばらく揺れています。
おそらくレーザーを照射するユニットを水平器の内部でぶら下げるような形で固定し、若干の自動補正がきくような仕組みになっているのでしょう。
その若干の自動補正も限界があり、自動補正の限界を超えるとピーッ!っという警告音が鳴り、水平が保証されていないことを知らせてくれるのもありがたいです。その限界値をこの写真の水平器で確認できるというコンセプトと思います。
クロスラインレーザーの裏面(固定ナット)について
最後にこの水平器の裏面です。
中にナットが埋め込まれていて、三脚などに固定できそうです。
ただ、結構太目のボルト対応の仕様になっています。
ちなみに私が持っているカメラの一般的な三脚ではボルトでの固定はできませんでしたが、水平器の裏面が平面になっているので、三脚のクイックシューを外せば、三脚の上に乗せることができました。
置くところもできる限り水平に近い方が自動補正に対してはいいので、水平器が三脚から落ちる心配もありません、
実際に使ってみた感想
使用して感じたことは、
・照射範囲が広い(横方向も縦方向も壁一面真っ直ぐな線が引けます)
・アダプタがあるので施工している間もレーザーをつけっぱなしで問題ない。
・垂直のラインは水平器が横方向に首振りできるので微調整が簡単。
(水平のラインは三脚のエレベーターで調整)
・使用すればわかりますが、壁の真正面からレーザーを照射すると、いざエコカラットを貼ろうと思って壁に近寄った際に自分の体でレーザーを遮り、レーザーが映りません。斜め方向から照射しても水平・垂直は変わりませんので、斜め方向からの照射をお勧めします。気持ち的にはなぜか部屋のど真ん中らから照射したいですけど、見えないと意味がありませんからね。。
・レーザー水平器を置く場所から壁までの距離も関係するかもしれませんが、壁に映ったレーザーの幅が1mmくらいありますので、エコカラットを貼りつける際はレーザーの幅の下側に合わせて貼るなどの独自のルールを決めておくとかなり正確に貼ることが出来ます。(レーザーがエコカラットに当たるか当たらないかのラインで貼り付けるなど)
こんなに便利なものが私が購入した際は5000円もしませんでした。
普通にこの仕様の水平器を購入しようとしたら1~2万円はしそうですけど、安くて便利で非常に助かりました。
最後に
今回はエコカラットを水平にきれいに貼るための水平器について紹介しましたが、次回はその他にエコカラットをDIYで施工するために必要なものについて紹介したいと思います。