クリームパン八天堂の工場見学で美味しい秘密を発見!

5月のゴールデンウィークに広島空港近くにある八天堂のパン工場の工場見学ができるということなので行ってきました。

八天堂とは!?

八天堂の歴史

クリームパンで有名な八天堂ですが、昭和8年創業当初は和菓子屋さんだったそうです。現在はクリームパンで有名で、ヒルナンデスやSmaStationなどで紹介され、人気になっています。

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八天堂の工場はどこにあるの?

広島県三原市の広島空港のすぐそばに工場があります。工場見学に行った際もクリームパンがエアー便用のトラックで出荷されていました。空港の近くというのは大変便利なロケーションですね。

八天堂の

工場見学の申し込みについて

八天堂のホームページより工場見学を申し込むことが出来ます。コースは2種類あり、無料コース(工場見学のみ)と出来立てのクリームパンのお土産付き(300円)のコースがあります。工場見学は1日4回行われており、自分の好きな時間帯を選択することが出来ます。

  • 9:15~10:30
  • 10:45~12:00
  • 13:00~14:15
  • 14:30~15:45

工場見学の所要時間について

工場見学の所要時間は工場への入室準備(衛生管理)が約10分、実際の工場見学が約1時間程度かかります。工場見学開始の15分前くらいには到着しておいた方がスムーズですので、大体1時間半くらいあれば大丈夫です。

 要チェック!駐車場について

八天堂のすぐそばに県営の大きな駐車場があります。こちらは有料ですが、工場見学を行う人は八天堂の来客駐車場に駐車することが可能です!(我が家はそのことを知らなくて県営駐車場に駐めてしまい、余計なお金を払うことになりました・・・。)

八天堂の工場見学に行ってみた!!

八天堂の工場に到着

八天堂の工場に到着しました。工場の周りに花が植えられておりとても綺麗な工場です。

15分前くらいに到着しましたが、案内の人が既に待ってくれていました。初めての工場見学ですので、どこに行けばいいか分からないので、待って下さっていたのはとてもありがたいです。工場に到着すると待合室に案内されました。

待合室への通路には八天堂のパンが写真で掲示されています。どうしてもクリームパンという印象がありますが、色々種類のパンを製造されていますね。

過去のパン

通路の先には待合室があり、そこで工場見学の時間が来るのを待たせていただきます。有料コースの方はここでお金を事前に支払います。

この待合室の天井には過去のクリームパンの包装紙が展示されていました。色々な種類のパンを製造されているんですね。

工場見学の事前準備

工場に入る前に衛生管理のためにつなぎとマスク、ヘアキャップにビニール手袋、ビニールの靴カバーを支給していただきます。写真は支給いただいたマスクとヘアキャップです。

それらを装着して、さらにその上からコロコロを使い、表面についている埃を取ります。さすが食品を製造されている工場だけあって管理が徹底されています。

つなぎにはきちんと子供用もありますのでご安心ください!ビニール手袋もサイズが色々とありますが、小さい子供に合うサイズのものはさすがに無かったです。何か作業をするわけではないのでヨシとしましょう。

マスクは子供用が用意されていませんのでキチンと持参しましょう。工場見学に行かれる方はホームページの注意事項をよく読んでから行った方が良さそうです。準備が出来たら工場見学に出発です!

いざ、工場見学に出発!!

ここからは撮影禁止です。やはり企業ですので当然といえば当然ですね。なのでレポートだけで。。

衛生管理が徹底されているのを発見!

準備が整ったところで工場見学に出発です。まず階段を降りて行くと、階段の一番下のところに何やら紐がいっぱいぶら下がっています。それが2ヶ所ありますので、まるで往年の錦野旦さんの腕からぶら下がっているソーメンのようです!ここで、工場見学のナビゲーターの方から腕を上げて体全体にソーメンが当たるようにして通るように指示がありました。どうやらこのソーメンには静電気を除去して、埃の吸着を防ぐという効果があるそうです!恐るべし、錦野ソーメン!(錦野旦さんは関係ありませんね)

ソーメン工程が終わり、さて工場見学かと思うと今度は小さい小部屋に順番に3人ずつ入ってエアブローで埃を落とすエアシャワーの工程です。ソーメンで静電気を放電してから、落ちやすくなった埃を落とす!すごく合理的ですね!

このエアシャワー部屋が子供が入るのを怖がっていましたが、いざ入ってみると面白かったようで、「もう一回やりたい〜!」とつぶやいていました。いやいや、今日来たメインはソーメンでもエアシャワーでもなく、これからのパン作りの工程ですよ〜!何はともあれ衛生管理がしっかりとされ、食品を作られているメーカーさんらしさを感じました。

いよいよ本当にパン作りの工程を見学!

いよいよ本来の目的のパン作りの工程を見学させてもらいました。行ったときによって異なるのかもしれませんが、パンつくりの工場見学の順番は下記の通りだったと記憶しています。パン作りの実際の流れとは少し異なる順番で工程を見学しました。

コーティング工程

最初に見せていただいたのはパンのコーティング工程でした。パンの製造順序から行くと最後から2~3番目くらいになると思います。出来上がったパンをひとつずつコーティングをする液体に手でつけて行きます。かなりの速さでパン全体にコーティングがいきわたるように作業をされていきます。

クリーム注入・梱包工程

次に見せていただいたのはクリームを注入する工程でした。八天堂のパンはあとからクリームを注入しているようです。一個のパンに対してクリームを一定量注入するように設備で管理をされていました。クリームは設備で注入していきますが、その設備のクリーム注入口にパンを刺すのは一つ一つ手作業で刺していきます。その後、異物が混入していないかを製造ライン上で自動的に検査し、異物が混入している場合はラインが停止する仕組みになっていました。衛生管理、異物の混入防止など、お客様への配慮が徹底されていました。検査が終了すると製品として包装されていました。八天堂のクリームパンは一日寝かせた状態から出荷をされるようです。その方が口当たりがまろやかになって美味しいとのことです。梱包された状態で一日寝かせるとのことでした!

カスタード工程

次にカスタードクリームを製造する工程を見させていただきました。かなりの数のコンロを用いて、牛乳や卵を温める⇒混ぜるをひたすら手作業でされていました。途中、温めすぎて泡があふれそうになっていましたが、ギリギリセーフ!おそらく機械での自動コントロールにしてしまうと物によるばらつきで個体差が大きくなってしまうのでしょうか?絶妙のタイミングでコンロの火を止められていました。感心したのはその後の混ぜる工程です。ひたすらカスタードクリームが固体化して来るまで混ぜる!これを2名の方が手作業で行われていました。ここも自動でやってしまうと個体差でカスタードクリームの口当たり感に差が出るのでしょうか?おそらくは熟練された作業者の方がクリームが固すぎず、柔らかすぎない状態の感覚を把握して作業をされているのでしょう!八天堂のクリームパンが美味しい秘密はここにありました!

成型工程

この工程は我が家が午後の工場見学を申し込んだためにすでに作業が終了していました。八天堂の工場見学のホームページにも、午後からの工場見学の場合にはすでに生産が終了している工程があるため、午前中がオススメと記載されています。そういうことなら仕方ないと思った時、ナビゲーターの方が現場の方にお願いをして、新しいパン生地を一つ作ってくださりました!ありがとうございます!

既に寝かせてあるパン生地を冷蔵庫から取り出してきて機械にセットすると、自動で型抜き⇒型抜きされたものを丸める、を見せていただきましたパン生地はほぼ自動なんですね。確かに生産する数が膨大ですので、こだわるところとそうでないところを分けているのは合理的と思います。

工場見学の感想

八天堂のパンは全国で販売されていたり、インターネットのショップでも買うことが出来るため、生産数量が多く、すべてを自動のラインで製造されているのかと思って、全自動の工程をラインに沿ってみていくのかと思っていましたが、手作業の多さにびっくりしました!八天堂さんのパン作りへのこだわりのすごさを感じました。あと各工程へお邪魔したときにパン作りをされている方々が見学者に対してわざわざ大きな声であいさつしてくれるのがとても気持ちよかったです!

最後に特別なパンをいただきました!

有料の工場見学のコースを申し込んだ人限定ですが、通常では買えない特別なパンをもらえます。何が特別かというと、、、前述したとおり、八天堂のクリームパンは1日寝かせたものを出荷しています。特別にいただけるのは、一日寝かせない状態の出来立てのクリームパンです!

工場見学をした人だけが買うことが出来る特別なパッケージです。何でも限定物はうれしいですよね!早速美味しくいただきました!

市販されているクリームパンと比べると確かに少し味が薄い感じがします。クリームパンを1日寝かせるのが重要だということが実感できました!

工場見学のまとめ

八天堂さんがパン一つ一つに対して大事に手作業で一生懸命作っているのを見ることが出来ました。工場見学に来た人に対して、作業中にもかかわらず大きな声であいさつをしてくれたり、工程が終わっているにもかかわらず、わざわざ工程を動かしてまで作業を見せていただけるなど、工場で勤務されている方一人ひとりがパンを買うお客さんのことを意識して仕事をされているのがすごく伝わりました。これからもパンが売っているのを見かけた際は今回の工場見学のことを思い出して、ぜひまた買いたいと思います。

お忙しい中工場を案内していただいたナビゲーターの方や工場で作業を見せていただいた方、ありがとうございました。とても楽しかったです。

最後まで読んでくださってありがとうございました!