今日はクローゼットにハンガーパイプをDIYで施工したことを紹介します。
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事前に調べたこと
ハンガーパイプをDIYで施工するにあたり、楽天やAmazonで良いハンガーパイプが無いかを調べてみました。検索すると色々と出てきます。壁付けのものから天井付けのもの、パイプとブラケット(パイプを通して天井に固定するもの)がそれぞれバラバラで売っているものなど色々とありますが、セット物は結構なお値段がしたり、サイズが固定されていたり、バラのものはどのパイプにどのブラケットが最適なのか、見た目がどんな感じなのかがいまいちわからず、結局ホームセンターへ見に行くことにしました。
ホームセンターに売っているハンガーパイプ
ホームセンターでは色々な径や長さのパイプとそのパイプを固定するためのブラケットが数種類売っていました。今回は1.0m幅の部位に施工するため、900mm程度のパイプを探し、910mmの長さのパイプが売っていましたのでこちらにすることにしました。径はどれでもよかったのですが、太すぎると見栄えが悪いので適度に太い25mm径にしました。パイプ単品の値段は718円(税抜き)です。かなり安いですね。
パイプにあわせてブラケットも購入
ブラケットも色々な種類があります。艶があるものから、マットなもの、端の固定が球状になっているものは筒状になっているもの、足が長いものから短いもの。今回はハンガーパイプに使用するため、固定ブラケットの足が長いものを選択しました。※おそらくこのパイプはハンガーパイプ専用として売られているわけではなく、手すりなどとしても使用できるように固定ブラケットに種類が設けられているのだと思います。足が短いブラケットだとハンガーをパイプに掛けるときに掛けにくいですからね。逆に手すりなどに使用する場合はブラケットが長すぎると体重をかけたときに壁から破損する恐れがありますね。
ブラケットは先端が球状になっていて、少し足が長いものを購入しました。値段は端に使うもの、中間部分に使う貫通型のものがそれぞれ440円です。パイプと比べると若干割高な気がしますが、上の写真にある艶ありタイプのものでもよければ208円で購入が可能です。今回は見た目も考慮して艶が無いタイプのもので先端が球状のものを選択しました。
ハンガーパイプをDIYで施工する流れ
ハンガーパイプの長さが910mmですので、中間の固定ブラケットは必要なかったかもしれませんが、念を入れて中間ブラケット有りで施工をします。
まずは部品を並べてみます。ブラケットを開封してみるとちゃんとスクリューが付属しています。ブラケットの前のパイプの前に並べてある小袋にネジがそれぞれ4本ずつ入っていました。
ハンガーパイプにブラケットを仮固定
ハンガーパイプにブラケットをテープなどで仮固定をします。なぜ仮固定をするかですが、ハンガーパイプをスクリューで締め付ける際には下穴をあけておく必要があります。その下穴をあけるためにはハンガーパイプを施工する場所にセットした状態では下穴をあけることは出来ません。そのためブラケットに開いている穴を利用して、施工する部分に鉛筆などでマーキングをします。そのマーキングをするためにブラケットをハンガーパイプに通して固定し、施工する場所に当てながら穴を使用してマーキングします。
片側の端のブラケットを取り付ける
マーキングが終わったらマーキングをした部位に下穴をあけます。当然付属しているスクリューの径よりも小さい穴をあけるようにしてください。穴をあけ終わったら端のブラケットをスクリューで固定します。ハンガーパイプに仮固定した状態で固定しようとするとかなりしんどい作業になると思いますので、ここではブラケットを仮固定から一旦外して固定を行います。
中間ブラケットの固定
中間ブラケットを固定するにあたっても当然下穴が必要です。先ほど固定した端のブラケットにハンガーパイプをセットし、中間ブラケットの穴が先ほど行ったマーキングの位置からずれていないかは必ず確認してください。おそらくズレていると思いますので、ズレていれば再度マーキングを行い、そのマーキングに従って下穴をあけます。この時点でもう一方の端のブラケット固定用の下穴もあけておくようにしましょう。下の写真は最初に行ったマーキングの位置と実際に下穴をあけた位置の写真です。かなりズレているのがわかると思います。端のブラケットを固定した時点で少しのズレがこれほどのズレになりますのでご注意ください。
マーキングと下穴(中央ブラケット、端のブラケット)が終わったらいよいよ固定をしていきます。
ハンガーパイプの固定
中間ブラケットはハンガーパイプと中間ブラケットを仮固定した状態でスクリューで固定していくと作業しやすいと思います。ここでの作業ですが、ハンガーパイプがあるため非常に作業がしにくいです。ハンガーパイプがあることで中途半端な長さのドライバーを使用しているとドライバーの柄の部分がハンガーパイプに当たって締め付けることが出来ません。オススメはほとんど長さが無いラチェット式のレンチです。先端がビット交換式になっていて、スクリューの径に合わせることが出来ますし、ハンガーパイプに当たらないのでスクリュー締めがしやすいです。通常のドライバーを使用しているとスクリューが斜め締めになったりして失敗しますのでご注意ください。長さが無いラチェット式のレンチは下記のようなものです。
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E-Value ソケットレンチセット 46アイテム ESR-2346M
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これほど立派なセットをハンガーパイプのDIYのために買う必要はないと思いますが、あくまで一例です。ホームセンターでももう少し簡易的なラチェット式のレンチがあると思いますのでそれで十分です。
ハンガーパイプの完成
完成したハンガーパイプがこちらです。作業しにくい場所(高い場所(2m)への施工+枕棚が交差する場所)だったのでかなりしんどかったですが、何とか完成しました。写真で見るとかなり手前についているように見えますが、洋服を掛けるときに、洋服の肩幅を実際の洋服を用いてイメージし、ハンガーパイプの位置を決めています。DIYで施工する際には壁に洋服が当たらない位置にハンガーパイプを施工するように注意ください。
おわりに
いかがでしたでしょうか?ハンガーパイプの施工は最悪ドライバー一本あれば施工できるDIYとしては簡単な方になると思います。ただし施工する場所によってはかなり疲れる作業になりますので、これから家を建てられる方はDIYと言わず、ハンガーパイプ付きの仕様にすることをお勧めします。ハンガーパイプ有りにしておいて後から外すのはかなり簡単ですので。また、一度取りついていたハンガーパイプを取り外しても、またあとでつけるのは非常に簡単です。ハンガーパイプを設定する可能性がある人はぜひハンガーパイプ有りにしておきましょう。
ちなみに今回施工にかかった費用は、パイプ718円、ブラケット440円×3個(両端、中間)で、2000円程度でした。かなり安いですね。DIYの労力をタダとすればですけどね。。
最後まで読んでくださってありがとうございました。