エコカラットをDIYで施工する下準備!壁紙は剥がす?剥がさない?

前回エコカラットの施工の業者の見積もり価格が非常に高かったため、DIYをすることを決意しました!!これまでの経緯はこちらです!

マイホームをこれから購入される方、マイホームをすでに購入されている方でエコカラットを導入されている方にエコカラットをDIYで施工したらかなり値段が安かった実例を紹介したいと思います。

エコカラットのための下地処理

エコカラットをDIYしようといろいろとネットで調べられている方は誰しもが悩んだところかと思いますが、エコカラットを貼るにあたって、下地(壁紙)をどういう状態にしておくかをまずは決めないといけません。
簡単に書くと3パターンくらいあります。

  1. 壁紙を剥がしてエコカラット貼る。
  2. 壁紙は剥がさずに、壁紙にタッカーを打ってから貼る。
  3. 壁紙は剥がさずに、そのままエコカラットを貼る。

私もエコカラットをDIYで施工するにあたり、他の方がDIYで施工されたブログをたくさん見ました。しかし、皆さん様々でどれが正解かははっきりとわかりませんでした。ただはっきりと言えるのは、どの方法にもそれぞれメリットとデメリットがあることです。なので、それぞれの方法に対してのメリットとデメリットを明確にしたいと思います。結局はそのメリットとデメリットを施工する人がどう捉えるかだけかと思います。

①壁紙を剥がす利点と欠点

【メリット】
・エコカラットが壁(石膏ボードにダイレクト)に強固に接着されて、地震でも落ちてくる心配がない。
【デメリット】
・エコカラットを石膏ボードにダイレクトに貼り付けをするため、強固に接着されている分、剥がす際に石膏ボードにダメージを与えてしまうため、エコカラットを貼り替えたいときに貼り直しがきかない。

実際に壁紙があろうがなかろうが、どの程度の地震でエコカラットが落ちてくるかわかりませんのでメリットといえるかどうか。。デメリットもエコカラットを貼り直しすることがあるかわかりませんし、実際に貼りなおしたことがないので本当に石膏ボードが破損するかはよくわかりませんでした。

②壁紙にタッカーを打ってエコカラットを貼る

【メリット】

・壁紙を石膏ボードにタッカーで固定することで地震でのエコカラットの剥がれを防止できる。ただし、タッカーの先端をホチキスのように折り曲げることが出来ませんので、タッカーを引き抜く方向への強度はほとんど変わらないという情報もありました。ただし、エコカラットを壁紙に貼り付けた際に、エコカラットの自重に対する方向へは効果がありそうです。

・エコカラットを貼り替える際に、壁紙ごと剥がすことが出来るので簡単にエコカラットを剥がすことが出来る。(石膏ボードに与えるダメージが少ない)

【デメリット】
石膏ボードに直接エコカラットを貼るよりは、エコカラットが剥がれる強度が弱い。

こちらも①と同様、どの程度の強度を要するのかよくわからないのと、実際に剥がそうとしたときに、本当に簡単にエコカラットが剥がせるのかよくわかりませんので、比べようがありません。

③壁紙には何もしないでそのまま貼る

【メリット】

・②と同様、エコカラットを貼り替えようと思った時に、壁紙と一緒にエコカラットを剥がすことが出来るため、石膏ボードに与えるダメージが少ない。

・①や②と比較すると、壁紙を剥がす手間やタッカーを打つ手間が省ける

【デメリット】

・②よりも、エコカラットを固定する強度が弱い

手間を省けるといった利点はわかりやすい利点かと思います。自分のおうちの壁にタッカーを打ち込んだり、壁紙を剥がすのは結構勇気が要る作業ですしね。あと、タッカーを打つ際には大きな音が出るので、ご近所さんが気になる方はこの利点は大きいかもしれません。。。エコカラットの固定強度は、よくわかりません。

メリットデメリットのまとめ

いろいろな方のサイトを見たのをまとめるとこんなところです。

ちなみに正規のエコカラットの施工マニュアルを熟読すると、②がおすすめのようです。

特に壁紙をタッカーで固定する際には壁紙の継ぎ目には必ずタッカーを打つようにと記載がありました。

壁紙の継ぎ目はよく見るとわかります。天井との境目には必ず継ぎ目があります。また壁紙の幅(一般的には約90cmごと)に継ぎ目がありますので、そこにめがけてタッカーを打ちましょう。

施工業者さんに聞いてみた!

エコカラットを施工するにあたり、我が家はトイレの施工だけは難しそうだったので(貼りたい場所に手洗い機や窓、コンセント等々、施工を妨げるものがいっぱいあったので)、エコカラットの施工業者さんにお願いしてやっていただきました。その施工をしていただく際に少し見学させていただき、その際に聞いてみました。
業者の方が言うには、エコカラットを引き剥がす方向に力をかけたらタッカーは真っ直ぐ刺さっているだけなので、タッカーがあろうがなかろうが関係ない。エコカラットの重量を支える方向には多少効くかもしれないが、壁紙は面で貼っているから、タッカーなんかなくても十分!って言っていました。
壁紙を剥がすか否かについても同様で、エコカラットの重量が引き剥がす方向に力が掛かる状況(例えば天井に施工する場合とか)であれば、壁紙を剥がした方がいいかもしれないが、壁に貼る分には大丈夫!とのこと。
ふむふむ。何となく理屈はわかりますね。。。

ただ、作業を見学している中で、複雑な作業がいる面へのエコカラットの作業をお願いしたため、カット作業が多く、失敗も結構されていましたので、単純に面倒くさかっただけの理由付けなのでは。。。

壁紙は剥がさないでDIYを実施しました!

色々と考えた結果、私のDIYの方針は②と③で行いました

その理由は、、、
・単純に新築の家で、貼り付けて間もない壁紙を剥がすのが大工さんに申し訳なくて。。。
・②と③の違い(タッカー有無)を分けたのはさほど大きな理由ではありません。単純にエコカラットを貼ることばかりに気を取られるあまり、タッカーを打つのを忘れていたことがありました。。。タッカーは買ってあったのに・・・。
・基本的にDIYを行ったのが仕事が終わって帰宅した後に作業をしたため、タッカーを打つ際に出るバーン!!という大きな音が近所迷惑になると考えたためです。。。

色々と調べたり業者さんに聞いたりして、強度とかは特に気にしないことにしました。

もし模様替えをしたくなったりしたときなどに、貼り直しも出来るので壁紙を剥がさないことに決定です。色々調べても結局はこんな理由で決定してしまうものです。

実際に施工してみた感想

実際に貼ってみたあとの感想ですが、壁紙を剥がさなくてもエコカラットはしっかりとくっついてくれています。多少引っ張ったくらいではびくともしません。地震の時に落ちてこないか心配して色々と迷いましたが、これだけしっかりとくっついてくれていれば、揺れたくらいで落ちるはずがない!という感触です。

タッカーの有り無しによる違いですが、全く問題ありませんでした(今のところは・・・。)

心配な方はタッカーを打たれた方がいいかと思います。

ちなみに私はこのタッカーを買いました。100均で300円で売っていました。替え芯もたっぷり入って100円(別売り)ですので替え芯の購入もお忘れなく!!
打った時にパーーン!!って大きな音がするので深く刺さっている感がすごいです。

実際の施工しているところなどはまた後日紹介したいと思います。

最後まで読んでくださってありがとうございました。