エコカラットをDIYで施工するのに必要な道具を準備する

前回はクロスラインレーザー(水平器)を紹介しましたが、エコカラットをDIYで施工するにあたり、他にも必要なものがありますのでご紹介します。家にあるもので代用できるものもいくつかありますので、DIYの道具を持っている方は必要に応じて準備ください!

マスキングテープ

新築の家にエコカラットを貼るにあたり、やはり気になったのは「汚れ」です。

エコカラットを施工する流れを頭の中で順序付けてシミュレーションしてみます。

壁に接着剤を大量に塗る → エコカラットを貼る → エコカラットを貼った上の方にさらに接着剤を塗る → エコカラットを貼る → (繰り返し・・・)

どう考えても接着剤が垂れる!

垂れることは仕方ない、、、おそらく垂れることを避けることは難しいでしょう。。
でも問題なのは垂れることでは無く、垂れることで「汚れる」ことが問題なのです

そこで垂れる前提で新聞紙を敷こうかとも思いましたが、エコカラットの表面に接着剤がついてしまうこともあるでしょう。接着剤は拭き取ればすぐに取れるという情報もありましたが、エコカラット表面についた接着剤は、エコカラットの吸湿効果によって驚くべきスピードで乾燥します。壁紙に付いた接着剤はすぐ拭けば取れるかもしれませんが、エコカラットの表面についた接着剤は取ることが難しそうです。

そこで垂れることを前提に、垂れたとしても汚れが壁やエコカラット表面に付かないようにする方法を考えてみました。

いろいろと調べてみると「マスカーテープ」というものがありました。
しかも安い!!これで汚れを防止できるならお得すぎる。

モノタロウ 布コロナマスカー(布マスカーテープ)550mm×25m 550mm×25m 1巻

価格:139円
(2018/6/19 23:28時点)

テープの接着剤が貼った表面に残らないマスキングテープに、ビニールがすでにセットされており、マスキングテープを貼った後にビニールを広げると、必要な範囲をビニールがカバーしてくれるという便利グッズ。

値段も安いので、早速買ってみました。

マスカーテープを横から見たところです。
緑の部分がマスキングテープで、白い部分がビニールになっています。

この白い部分、こんな幅じゃあ汚れ防止にならないのでは、、、、と思いましたが、この白い部分が何重にも折り重ねられているので、結構広がります。

私が購入したものは55cm広がるタイプのマスカーテープです。
床にも貼れますし、当然エコカラットの表面にも貼れます。

他にも110cm広がるものもあります。

しかもこのテープ25mもあるので、部屋の壁一面くらいであれば1巻きあれば十分です。

これは使ってみての感想ですが、ビニールが非常に薄く、静電気を帯びているので、広げる際に壁にピッタリ吸着してくれるんです。広げた後のビニールの先をどう固定しようかと考えてもいたのですが、何の心配もありませんでした!!これはうれしい誤算でした。

エコカラットスターターキット

エコカラットのDIYをするにあたり購入を迷ったのはこの「エコカラット スターターキット」です。
「ロータリーカッター」をはじめとして、紙やすりや作業台、エコカラットを真っ直ぐに切ったり、L字に切ったり、加工に便利な道具が入っています。

何が入っているかの詳細はこちらで確認ください。

【エコカラットスターターキットの内容】

  • ロータリーカッター
  • 紙やすり
  • 作業台
  • のこぎり
  • L字カットのガイド
  • 直線カットのガイド
  • 人工芝(作業台)
  • 楽省スペーサー
  • 収納ボックス

実際に使ってみて便利だったのは作業台とロータリーカッターとのこぎり、あと楽省スペーサーですね。あと付属している紙やすりも粘着剤が裏面に加工されているので手で使うときでも作業しやすく、何かに貼って作業もしやすいように加工されています。

作業台についてですが、作業台の淵に真っ直ぐ段がついているのでエコカラットの長さをそろえて切りたいときとかに、その段の部分に当てて並べると長さを簡単にそろえることができます。
あと、楽省スペーサーはグラナスルドラのようなエコカラット同士に目地(隙間)をあけて貼るものには最適です。ただどのサイトを見ても何枚入っているのかを書いておりませんでした。私が買ったものには18枚入っていました。

1枚が0.3mm程度の仕様なので私がグラナスルドラを貼り付ける際には目地を0.5mmずつ程度あけたいため、2枚ずつ使用しました。

一度にたくさん貼り付けを考えられている方や、予備としてもう少し持っておきたい人はこちらで買い足しもできますよ~。こちらは36枚も入って結構安いですね。

【INAX】楽省スペーサー(t0.3mm) ECT-S

価格:659円
(2018/6/19 23:40時点)

接着剤を塗るヘラ

エコカラットを貼りつける際に接着剤を塗布すると思いますが、その接着剤をどう塗るか。。

深く考えていませんでしたが、壁に接着剤を塗った後に均一に引き延ばしてやる必要があります。また、ただ単に均一に延ばすだけでなく、エコカラットを貼りつけて圧着した際にエコカラットの端から接着剤がはみ出してこないように、塗った接着剤の表面を波状にしてあげる必要があります。そのためには専用のヘラが必要になってきます。

色々なサイトで「ホームセンターで売っている」「100均で売っている」等々の記事を見て、色々探し歩きましたが、エコカラットに最適なヘラを見つけることができませんでした。。。

なので、私はこれを買いました。

【INAX】簡易くし目ヘラ 3mm IKH-3N

接着剤を壁にくし目状に模様をつけれるヘラです。こういうのが100均に売っていればいいんですけどね。近所の100均で探してみましたが、通常のヘラは売っているものの、波状の模様をつけることのできるヘラは置いていませんでした。。。
このヘラはプラスチック製ですが、しっかりしていてきちんとくし目模様をつけることができました。

後日、私はエコカラットのデザインパッケージも購入したのですが、、、

デザインパッケージに接着剤が同梱されているのは知っていたのですが、まさかヘラもついているとは。。
ヘラが2本になってしまいました。。まあ接着剤がこびりついたときの代替えと思えばいいか。。。

ここからは私の感想ですが、エコカラットのスターターキットにはなぜヘラが入っていないんでしょうね。。エコカラットを貼りつける上で一番必要なものなのでは、、、消耗品的な扱いのせいなのでしょうかね。。

まぁ結局接着剤がヘラにこびりついてきて取れなくなってきたので、2本あって結果的には助かりましたが。。なので通販等でヘラを購入される際には気持ち多めに買っておいた方がいいですよ。ヘラ自体はそれほど高いものではないですが、通販で購入すると配送料がかかって高くなってしまいますので、、、

接着剤(エコぬーる)

最後まで悩んだのが接着剤でした。買うかどうかで悩んだのではなく、接着剤を買うサイズです。

エコぬーるの種類は3種類あり、1kg、5kg、20kgの3サイズがあります。

定価では
1kgパックでは1300円/本
5kgケースでは5500円/ケース
20kgケースでは11400円/ケース

となっており、それぞれkg単価にすると

1kgパック:1300円/kg
5kgケース :1100円/kg
20kgケース : 570円/kg

・・・・・・・・・ムムッッ??!!

1kgと5kgはほとんど差がないのに、20kgになると半額!?
これは魅力的です!!でも色々ネットで調べてみてもDIYをされている皆さんは20kg缶を使われていないみたいです。。。一番多かったのは、1kgのパックを使用されている方がダントツでした。

なぜこんなにも安いのに使用している人が少ないのか。。。

気になったのは、20kgを使い切る前に接着剤が固まってしまうのではないかということ。。。

いくら調べても使っている人は出てこない。。でも安い。。。

私の計画では、我が家の施工面積は相当広かったはず。であれば20kgを購入しても使用量的には問題ありません。

ここはLIXILさんを信じてみましょう。きっと業者向けに販売しているから、きちんと蓋をしておけば接着剤が固まることなんてないはずです!!

買いました。20kgケースも、1kgパックも。
いきなり20kgケースだけを使うのは少し気が引けたので、狭い面積をする際用に1kgパックも3個ほど購入しました。

定価よりもずっと安く変えましたので、1kgパックも安いですし、20kgケースも安いです。

さて、心配していた接着剤が固まってしまうのでは?という心配ですが、、、

全く問題ありませんでした。

ケースの蓋の外周にきちんとパッキン(写真の中の黒い部分)が仕込まれていて、蓋をきっちり閉めておけば全然固まることはありません。

これは後日談ですが、5月に開封して1年経った際に施工し残したところを施工しましたが、まだ固まっていませんでした。
LIXILさんなかなかやりますね。エコカラットを施工する際にはかなり早く乾いてくれるのに、保管はかなり長くできます。

あと、心配事として使用し終わった後の空容器ですが、使い切ったあとは出来るだけキレイにして(エコカラットの梱包に入っている間仕切りの廃紙などで側面についた接着剤を出来るだけ取って)、燃えない粗大ゴミの日に出したら問題なく引き取っていただけました。

以上、私がエコカラットを施工するうえで、必要だと思ったもの、実際に必要だったものを紹介しました。このほかにもL字カットをする際には、ドリル(L字の交差する場所に穴をあける)もあると便利でしたよ。

これからエコカラットを施工される方の参考になれば幸いです。

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