今回はエコカラットのデザインパッケージをDIYで施工したことを報告します。
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エコカラットのデザインパッケージとは!?
エコカラットのデザインパッケージとは、あらかじめLIXILさんの方でエコカラットのレイアウトを考えて紹介・販売されていて、そのレイアウト通りに施工できるよう施工する材料をパッケージにして販売してくれています。貼り付けた後にどのようになるのかを写真付きで公開されていますので、かなりイメージがつきやすいです。通常、エコカラットの販売はケース単位になりますので、デザインを自分で考えて施工する場合はケース単位で購入することになり、端数はどうしても余ってしまいます。デザインパッケージは必要数のみをパッケージにしてくれていますので無駄がありません。
今回は娘の部屋にエコカラットを施工するため、見た目がかわいいフェミニンを選択しました。エコカラットを浮き島状に施工をするため、見切り材は有りを選択しました。
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リクシル エコカラット デザインパッケージ スタイリングシリーズ FEMININE フェミニン 3平米 見切り材あり ECO-DP-03M□/FEM-001
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エコカラットのデザインパッケージを施工する
今まで施工してきたエコカラットと違い、今回の施工は基準がありません。今までのエコカラットは例えば窓枠や床面の幅木を基準として貼り始めていくことで、水平かどうかはあまり気にすることなく貼り付けていくことが出来ました。しかし、デザインパッケージは浮き島状に施工を行うため、今回の水平出しはかなり重要です。
水平出しにはクロスラインレーザーを使用!!
今回の施工にあたり、クロスラインレーザーを購入しました。今まで施工してきた際にも、壁に接着剤を塗布する際に接着剤の塗布範囲をわかりやすくするために使用していましたが、今回は水平を出すためですので紹介しておきます。
上の写真が施工している途中の画像で、クロスラインレーザーを照射している画像になります。ちなみに外枠に貼ってあるマスキングテープはデザインパッケージを貼り付ける範囲をすべてマスキングしてあり、この範囲の内側がすべて貼り付ける範囲となります。このマスキングもクロスラインレーザーを使用して貼り付けを行いましたので、かなり簡単に水平出しをしつつ貼り付けを行うことが出来ました。クロスラインレーザーが無ければすべて水平器と巻き尺で位置だしをしないといけないので、素人が行うと間違いなく傾きますね。。
エコカラットデザインパッケージを開梱
エコカラットのデザインパッケージを開梱するとエコカラット以外にも下の写真のものが入っていました。※パールマスクのエコカラットの端材は後から私が混入させたものですので、実際には入っていません。
エコカラットの接着剤「エコヌール」と接着剤塗布用のヘラが入っています。接着剤は塗布面積に合わせて本数が違っていると思います。今回は3㎡用のデザインパッケージを購入しましたので、接着剤は3本(3kg)同梱されていました。施工にはバケツで購入した接着剤(20kg)を使用しますので、今後のためにこの接着剤はこのまま保管しておきます。ヘラについても既に他の部屋の施工に使用しているものがありますので同様にこのまま保管します。
デザインパッケージ(フェミニン)を施工
フェミニンはニュージュラク(紫・ピンク・白)とクシーノの組み合わせです。ニュージュラクは和室の床の間(金茶)、クシーノは寝室で既に施工した経験があるので、貼り付け自体は特に問題ありません。これまでの貼り付けの経緯は、和室の施工、寝室の施工をご覧ください。特にクシーノについては施工に際して注意点がいくつかありますので、寝室の施工をよくご覧ください。
事前にエコカラットの貼り付けの範囲を明確にしていますのであとは接着剤を塗布してエコカラットを貼り付けていくだけです。貼り付けは今回はニュージュラクから貼り付けていくことにしました。貼り付けはクシーノとの境界から貼っていきます。簡単だったため、この工程の写真が残っていませんでした。。
エコカラットの見切り材の施工
エコカラットの貼り付けが終わったら今度は見切り材を施工していきます。わかりやすいように先に完成状態の写真をお見せします。
このエコカラットの外周に貼り付けてある枠が見切り材です。これまでのエコカラットの施工でも何度も書いていますが、エコカラットの端末部を隠すためにこの見切り材は有ります。
極端に言うとこの見切り材は「L字」の形状をしており、エコカラットの表面を少し隠す感じで施工することが可能で。見切り材をエコカラットに貼り付けた後に上からのぞいた写真が下の写真です。
見切り材がL字になっていますので、上からのぞくと見切り材が少し浮いたように見えます。施工するエコカラットの板厚のバリエーションを考えて、厚い板厚のエコカラットにも対応できるようになっているのだと思います。
見切り材のコーナー部の処理
この見切り材は厄介なことに長い状態のものが2本届きます。どうせなら4辺分にカットして届けてくれればいいのに。。。そのため、自分で施工した長さに合わせてカットする必要があります。このカットも長さを合わせるのが難しいためか、コーナーキャップに少し余裕を持たせてくれています。
上の写真はコーナーキャップ部に黒い隙間が見えると思いますが、これは見切り材をカットしすぎた際に表面から見るとコーナーキャップでは隠れて見えません。かなり長い寸法に見切り材をカットしないといけないため、カット寸法がばらついたときにカバーできるようにしてくれています。なおのこと、カットしてから送ってくれればいいと思うのですが。。。
ちなみに、この見切り材は壁に接着剤で固定しています。コーナーキャップも一見嵌めているだけに見えますが、嵌める仕様の物ではなく、壁に接着剤で貼り付けています。
デザインパッケージの貼り付け完成
見切り材を貼り付け終わるとデザインパッケージの施工完了です。エコカラット自体は既にレイアウトが決まった状態で届きますので、カットの必要もなく、ただ単純に貼り付けていくだけです。水平出しさえうまくいけば失敗する要素は特にありませんので、エコカラットのDIYでの施工を考えられている方はデザインパッケージを試してみてはいかがでしょうか?エコカラットの施工がいかに簡単かがわかると思います。
以上、最後まで読んでくださってありがとうございました。